1.はじめに
今回は、高配当株の売却について考えたいと思います。
当然、配当金削減されたり、業績が悪くなりした場合は、将来的な判断もした上で売却しますが、今回は株価が上がり売却した場合に利益が出る場合に売却するか、保有し続けるかについて考えたいと思います。
2.高配当株の売却を考えた経緯
当初、一旦株を購入したら、売却せず、保有し続けることが、長期的に株投資を行うという方針では必要という認識でいました。(配当額が減ったり、業績が悪い状況は除きます)
半年くらい前に日本株が調子が良い時に、三井住友FGの株で10万円近いのプラスとなっていました。その際は上記で記載したような思いがあったため、売却しませんでしたが、現状、三井住友FGの株がマイナスとなり、現状はプラマイ0の状況で本当に正しい判断だったのか、を今後の方針も含め検討していきたいと思います。
3.売却益と配当金からの分析
三井住友FGの例で見ていきますと、1株4432円のとき100株購入し、一時期1株5333円まで上がりました。
その時点で売却すれば533300-443200で約9万の利益となります。約20%の値上がりです。
三井住友FGのここ5年の1株当たりの配当金実績は2018年3月170円、2017年150円、2016年150円、2015年140円、2014年120円で平均146円になります。
100株換算で14600円となります。売却時の利益9万円を配当でもらうには約6年かかります。
※上記シミュレーションは税金の考慮は行っていません。
4.ネット上の意見について
ネットで売りのタイミングを調べてみますと、
・含み益が20%超えた場合に売却
・安値で買って配当利回り3%割れで売却
・売らずに保有
等、投資方針によりいろんな意見があります。
ただ、基本的には売却タイミングは自分なりの方針を明確にして、それに従う必要があると言うのは統一した意見になります。
5.総括(高配当株の売却と言う選択肢はあるのか)
明確な正解がある訳ではなく、投資する人の方針を明確にする必要があることが変わりました。
自分的には、何年もの配当利益が売却により得られるのであれば、売却して別の高配当割安株を購入するのもありだと思っています。
当初は一旦購入したら売却しない方針でしたが、その後、「利回りが全体と比べ低い株」や「使いにくい株主優待株」「将来性がなさそうな株」は売却しています。
基本は保有し続けますが、10年分の配当金が売却によって得られるのであれば、利益を得るための売却も必要だと感じています。
あまりない例になるかもしれませんが、保有している日本株全体が値上がりするようなケースは、一律の絶対的なルールに従うのでなく、その中でも利益多い株を売却する等の柔軟性は必要な認識です。
今回で数値まで明確にできませんでしたが、高配当株の株価上昇により、大きな利益が出る場合は、今後は売却という選択肢も視野に入れていきたいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。