☆毎月10万円の配当金をもらうために必要な資金と配当利回り率について
1.はじめに
今回は、毎月10万円の配当金をもらうために必要な資金と配当利回り率について、ざっくりと確認していきたいと思います。
2.各銘柄の平均的な配当(分配)利回り率について
各銘柄毎のおおよそ利回りを見ていきます。
現在の保有銘柄のなかで、一番効率的な銘柄はJ-REITになります。その後は、米国個別株、日本個別株、ETFと続きます。
だいたい、こんな感じです。
J-REIT 4.5%から5%
米国個別株 4 .5%から5%
日本個別株 4%前後
海外ETF 3%から4%(PFFは5%台)
その他、日本個別株の株主優待株、ETFのVOOと配当を主にしていない銘柄も保有していますが、今回は除外します。
3.税金の考慮
実際に手元に入る配当金や分配金は、さらに税金が引かれます。
日本株では約20%、米国株ではプラス10%の約30%になります。米国株のADR※であれば、プラス10%は不要になります。保有銘柄でARDは、PM、NGG、RDSB、GSK、WBKになります。
※ADR(米国預託証券)とは、「American Depositary Receipt」の略称で、もともとアメリカの投資家がアメリカ以外の外国企業に自国通貨(ドル建て)で投資できるように作られたものです。その外国企業のイギリス、オーストラリアなどは現地の課税がないため、日本の税金のみでよくなります。
税金を反映した結果は以下とおりです。
J-REIT 4.5%から5%(税率20%)
→3.6%から4%
米国個別株 4 .5%から5%(税率30%)
→3.2%から3.5%
米国個別株 4 .5%から5%(ADR)(税率20%)
→3.6%から4%
日本個別株 4%前後(税率20%)
→3.2%
海外ETF 3%から4%(税率30%)
→2.1%から2.8%
NISAは触れていませんが、日本の税金20%分は免除されます。
4.毎月10円万円配当に必要な資金
毎月10万円ということは、年120万円の配当が必要です。
逆算すると、必要な資金は、
利回りが2%ならば6000万円
利回りが3%ならば4000万円
利回りが4%ならば3000万円
あり得ないですが、
利回りが5%ならば2400万円
現実的には、税引き後利回り平均3.5%くらいを狙って3500万円くらいを目標としたいところです。
5.まとめ
どうにもならない話ですが、税金分は本当に重くのしかかります。
高配当と喜んでも、結果的には、、、、。
消費税も上がるくらいで、国の財政が厳しいと言うことになれば、20%も上がることはあっても下がることはなさそうですね。NISAもこれ以上は枠は広がらないでしょうし、なかなか厳しい世の中です。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。